2022年12月5日、甲府市の本格湯処「源泉湯燈屋」の敷地にひっそりとプレオープンしていたパン屋さん「Akariya Bakery（あかりやベーカリー）」。青沼通り沿いながら店舗が奥まっていて見えづらいので、「気づかなかった～！」という人も多いのでは。

グランドオープンは12月22日で、それまではプレオープン期間として11時から16時までの月曜日と木曜日から土曜日の4日間営業中だ（火・日曜日は燈屋内でサテライトショップとして販売）。
テイクアウトはもちろん、店内のイートインスペースもあり。

毎朝厨房で焼き上げるパンはナント常時54種類というからスゴイ！数あるおすすめパンの中でもダントツ１位を誇るのは「燈屋カレーパン」！
燈屋で創業から受け継がれているカレールーを、カレーパンに合うようにと試行錯誤を繰り返して完成した「自家製カレー餡」に、アーモンドをまぶしたオリジナル衣を纏い、お目見えする。

そのほかカレーパンはエビ入り、チーズ入りの全3種類がラインナップ。かなり大ぶりなので、満足度も高そう。
どれもこれも美味しそうで、目移りしちゃう～。

カフェメニューまたはパン＆ドリンクを注文すれば、デッキや足湯でのイートインもできる。支払いはセルフでお金を機械に入れる前払いシステム。

今回はハニーチーズトーストをオーダーし、足湯へ。
足湯…といっても意外に深く、ひざ下までどっぷりつかれて、もう気分はお風呂に入ってる感じで、身体の芯からポッカポカに♪
タオルも専用かごに常備されていて至れり尽くせりだ。

あかりや食パンを贅沢に厚切りしたトーストにはとろ～っとチーズがとろけ、はちみつをたっぷりかけていただけば、まわりはカリッと、中はふんわり、美味しい～!!

カレーパンも食べた～いと、大食い編集者の名にかけて追加パン。
自慢の「燈屋カレーパン」につやっつやの「トリュフオイル塩パン」とロゴの焼き印が可愛い「プレーンベーグル」を。

アーモンドの香ばしさとザクザクした食感が楽しく、中はふわもち。そして、中のカレー餡が長い年月をかけたコク深い旨みをもたらす。これはもう間違いなく虜です!!
ずっしり生地の美味しさを存分に味わえるベーグルも、トリュフが香るシンプルだけど飽きの来ない塩パンも美味しすぎてペロリ。

すると突然、目の前に大量の霧が立ち込め…、
そう、こちら世界各地で展示されている「霧の彫刻」と言われる芸術なのだ。風向きやその日の天気、光の変化の影響を受けながら揺らぎ、不定形に周りの景色を飲み込んでいく。
自然と共鳴しながら漂う“霧の彫刻”が、湯処のカフェをアートな白い世界へといざなう。

パン屋×カフェ×足湯×霧＝
ほっと心和むひと時とワクワクを届けてくれる素敵なベーカリーのある毎日だった。