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Facebookで反響を呼んだ投稿が絵本に!
中央市の主婦が出版
大人にこそ読んで欲しい「背のび」

2020年2月25日
絵本 背のび

進学、就職、新年度、春に向けて激動していくこの季節。
時には、ちょっと自分に自信をなくしてしまうこともある。
そんな人に「だいじょぶよ」と勇気をくれる絵本、「背のび」が中央市在住の市川みさ子さんによって出版された。

この絵本は、市川さんのFacebookの投稿にぜひ本にしてほしいというコメントが寄せられたのち、自費出版で500部を制作。中央市市役所を通じ、多くの保育園や図書館に寄贈された。

「ゆりの花」「杉ノ木」「タンポポ」がそれぞれを羨むも、最後は自分が唯一無二であると気づく、というストーリー。
絵本の元となったエピソードは、40代頃看護師長となり多くの悩みを抱えた市川さんの実体験に基づいている。
そんなとき先輩からかけられた言葉が「あなたがゆりの花だったら杉ノ木にはなれないでしょ。あなたにはあなたにしか出せない色を出しなさい」というものだった。
それを聞いてパーッと目の前が開ける感覚があり、180°自分や他人に対する価値観が変わったそう。
この絵本に登場する「ゆりの花」「杉ノ木」とはこの時のエピソードを元に描かれたキャラクター。
みんな誰かがまぶしく見えて羨ましく思うこともある、それでも自分は自分以外の何者でもなくて、他の者にはなれない。あなたはあなたのままで素敵だから自信を持って輝いて欲しい。そんなメッセージがこの絵本には込められている。

就活で自分探しに疲れた若者、負わなくてはいけない責任が増えた大人、子育てで自分の生き方や子どもへの接し方に悩んでいるママパパ、そんな人にきっと刺さる絵本「背のび」。この春、新しい気持ちになりたい人はぜひ中央市の図書館へ足を運んでみては。

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