「韮崎の街で本に出会える場所をつくれるように」と、2025年6月7日新刊本屋さん「YOMU」がオープンした。

店主はBEEK DESIGN代表 アートディレクターの土屋誠さん。東京で約10年デザインや編集の仕事に携わり、地元山梨にUターン後、フリーペーパー「BEEK」の出版やイベント企画、ブランディングなど、幅広いクリエイティブワークで活躍する。

韮崎市に2025年6月7日オープンした本屋さん「YOMU」。読書スペースやギャラリー、編集室があわさった複合ショップだ。

店内には漫画や新書、小説、エッセイやアートブック、デザイン本や個人出版、ZINEまで約600冊のバラエティに富んだ本が並ぶ。「誰かの心に響く本」をコンセプトに、幅広くジャンルレスに取り揃える。

美しい装丁やキャッチーなタイトルが踊り、ウインドウショッピングのようにワクワクする。
そんな中、私の目に飛び込んできたのは「お皿のラブレター」！そう、料理はラブレターみたいなものだと思う。

思わず手に取り、自分の料理人生（そんな壮大なものではないけれど笑）を振り返る。
食べてくれる人のことを想い、手間暇を惜しまず、美味しい笑顔を想像しながら、ちょっとにやけたりしながら作ってきた。なんてことはないけど、愛情たっぷりの手料理…。料理は、不思議と作る側も幸せにしてくれた。
こんな思いがけない本との出会いは、ありきたりの日常の中の小さなサプライズ♡

「お茶をお出ししつつ、のんびり読書もできるようにしたい」と土屋さん。7月からはお茶を購入すれば、読書スペースに本を持ち込んで、ゆったりとした時間が楽しめるように。

ギャラリーでは「BEEKの今までの仕事展」をオープンに合わせて開催中！

「韮崎のまちでどんな本が受け入れてもらえるかなど、やりながらチューンナップもしていくつもり。本があったから今までの仕事も頑張れたので、本に恩返しできる場になればよいなーと」（土屋氏談）。

今の自分の心に寄り添う本が、なぜか本のほうから飛び込んできた。そんな「誰かの心に響く本」たちが、きっとあなたを待っていますよ～。