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ビジネスシーンで気を付けたい、
立食パーティーのマナー

ビジネスシーンで気を付けたい、立食パーティーのマナー

同窓会や結婚式などでは比較的馴染みのある、立食形式のパーティー。ビジネスにおいても、企業の祝い事やレセプションパーティーなど、気軽に周りの方と交流できるため、この形式をとることが多くなっています。着席形式と違い、大勢の中で動きも多く、物の扱いも多いため、より気遣いが必要になります。
今回は、そんなビジネスシーンでの立食パーティーのマナーをご紹介しましょう。

立食形式の目的を理解する

まず、パーティーは主催者がどのようにおもてなしをしたいかによって形式が変わります。立食パーティーの場合は、主催者が気軽に来ていただいてお話ししたい、また出席者同士でも交流を深めてもらいたいという意図があります。立食パーティーのメインコンセプトは、料理をゆっくり楽しむというより「人との交流」なのです。
この点を理解していないと、パーティーの中での立居振舞いが違ったものになってしまいますね。

ビジネス関係の立食パーティーのマナー1

服装・持ち物をチェック

ビジネスにおいてはスーツやワンピースでの参加が基本ですが、招待状にドレスコードが記載されている場合にはそれに合わせます。ビジネスなので、どのような内容のパーティーなのかによって、立場を考え、おしゃれより身だしなみを中心に考えます。
特に以下のポイントをチェックしましょう。

➀靴
長時間立って動くことが多いので、履きなれたものを選ぶ。着席より足元が目立つため、汚れやキズに気を付ける。

➁洋服
料理を自分で取るため、袖口が広く料理についてしまうようなものは避ける。

③アクセサリー
狭いスペースですれ違ったりするため、他の方にぶつかったり、ひっかけたりするような装飾品は避ける。

④バッグ
バッグは手に持つ、または肩にかけたまま食事や名刺交換をするため、大きなバッグはクロークに預ける。クラッチバッグはオシャレなだけでなく、肩から掛けられるタイプのものは両手が空くのでおすすめ。

⑤名刺・ハンカチ・グラスマーカー
名刺は名刺入れに入れ、多くの方と交換する可能性があるので、枚数を多めに用意。
会場にナプキンが用意されていても、立食の場合は咄嗟にハンカチが必要になることもあるので、普段より少し華やかで大きめのハンカチを持っていくとベター。
グラスマーカーは大勢の人が移動すると、自分のグラスがわからなくなることが多いので、持っていると便利。

ビジネス関係の立食パーティーのマナー2

基本的な立居振舞い

パーティーの主催者の意向で様々な形式や会場のレイアウトが考えられますが、基本的な立居振舞いとして下記のことに注意しましょう。

➀ウェルカムドリンク
会場の入口付近にあるウェルカムドリンクや係の人から渡されるドリンクは「これを召し上がりながら、パーティーの始まりをお待ちください」というもの。すぐに飲んでかまいません。

➁主催者への挨拶
主催者への挨拶はタイミングが大切。まずは会場内に入ったら、主催者の方へ挨拶に行くのが基本です。でも、他の人と話をしていたり、パーティーの司会が始まってしまった場合は控え、パーティーの中でタイミングよく挨拶しましょう。

③椅子
会場の壁沿いに並べられている椅子は全員分あるわけではなく、高齢者や疲れた人、体調がすぐれない人などのために用意されているものです。基本的には座らないこと。

④立姿勢
立っている姿勢は美しくを心がけましょう。会場内ではどの角度からも人が見ているという意識で、背筋を伸ばして真っすぐに立ちます。

⑤交流
立食パーティーは「人との交流」がメインです。壁際に一人でポツンといることや、仲間同士だけで最初から最後まで盛り上がるような行動はマナー違反。出来るだけ積極的に他の方と交流を持つようにしましょう。

⑥話題
会話の話題は、初対面の人に対しては名刺を渡し、主催者との関係や今日のパーティーのこと、料理のことなど一般的な話題からスタートします。プライベートなことや仕事の込み入った営業や交渉事は避けて。

ビジネス関係の立食パーティーのマナー3

立食での食事のマナー

パーティーの目的は「交流」ですが、立食ならではの食事のマナーがあります。会場の様子などにもよりますが、特に下記の点に気を付けましょう。

➀並んでいる順に取る
料理は基本的にコース料理に出される順番に並んでいます。料理の並んでいる順に流れに沿って取り、逆流したり、途中で割り込んだりするのはやめましょう。

➁1度に使う皿は1枚に
基本的には料理を盛ったお皿を持ったまま、他の方と交流するため、一度に使うお皿は1枚にします。

③2回目以降は新しい皿を使う
2回目以降取りにいく時には、お皿は新しいものを使います。

④料理は適量を
お皿に山盛りに取るのは美しくありません。前菜は3種類くらい、メインは2種類くらいにしておくとよいでしょう。その際料理はお皿の4分の3にとどめておき、4分の1のところはお皿を持つために空けておきます。

⑤コースと同じ順で食べる
料理はコースで出されるときと同じ順番で食べます。甘い物が好きだからといって、最初にケーキをたくさん取るのはマナー違反です。

ビジネス関係の立食パーティーのマナー4

途中退席する場合

立食パーティーは、着席形式より会場への出入りが自由なことが多いため、途中から入室したり、途中で退席という場合があります。会場の様子を察して、さりげなく退席することもマナーです。途中退席することがわかっている場合は、最初の挨拶の際に「〇〇のため、今日は途中で失礼しますが…」などと前もって断っておき、時間になったら、パーティーの雰囲気を壊さないように目立たないように退出しましょう。

ビジネス関係の立食パーティーのマナー5

立食パーティーに限ったことではありませんが、招待を受けた側の一番大切な心は、主催側の気持ちを受けてその場を楽しむということです。
特に立食形式は、自分が料理を食べることより、その場の方々と楽しい時間を過ごすことをメインに考えましょう。
また後日、楽しかったことを書いたお礼状やメールが届くと、主催した人はとても嬉しいものだと思います。これも、大人の女性としての素敵な心遣いですね。

<text 木村 由紀子>

 

木村 由紀子 きむら・ゆきこ
学習院大学経済学部卒業。
マスコミで経営企画室、人事部を経て社長秘書を勤める。
その後、静岡で旅館の若女将を経験。
そのキャリアを活かし株式会社ファースト企画代表に就任。
サービス接遇、ビジネスマナーの向上を中心とした講演研修活動を行っている。
企業研修(接客・接遇・ビジネスマナー)随時受付中。

 

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