甲府市富士見で長年愛されてきたラーメン屋さん「幸楽」の場所に、2024年3月13日「竹ちゃんらーめん」がオープンした。ちょっと年季が入った外観の懐かしい面影を残しつつも、ラーメンは一新!!

早速中へ行ってみると、今までの座敷はなくし、カウンター3席と5人座れるテーブルひとつというこぢんまりとした温かな空間。東京のラーメン店で修業を積んだ幸楽の息子さんがUターンし、この春装い新たにニューオープンしたという。

幸楽とも東京のラーメン店とも全く違う「竹ちゃんらーめん」は、まさに店主が“作りたかったラーメン”なんだとか！これは期待が高まる～。
本日は看板メニューのワンタンメンをいただくことに♪

魚介系と動物系をオリジナルブレンドしたWスープは透明度の高い、すっきりと美しい淡麗スープ。クリアな見た目ながら、そのお味はコク深く、旨味もたっぷり感じられる。滋味あふれる動物系の出汁と、魚介の立体的で清らかな香味のバランスがお見事だ。

麺は、人気ラーメン店から絶大なる支持を持つ「三河屋製麺」の細ストレート。
ツルツルと喉越しのいい麺は程よい弾力と風味や旨味もあるのだけど、スープと同化する優しい上品さを持ち合わせる。

自慢のワンタンはすべて手作りで、一つひとつ丁寧に手包みする手間暇を惜しまない。具材がみっちり入ったワンタンはずっしりと重く、食べ応えもあり！
何といってもつるつるもちもちの皮の食感が身上で、思ったよりもパクパクいけちゃうのもこのワンタンのスゴイところだ。

チャーシューもしっとりやわらかで、口ほどけも◎。シンプルで美味しい！いい意味で主張しすぎることなく、全体の洗練された上品さを保つ。
紫玉ねぎがさっぱりとアクセントになり、中国醤油やごま油などで下味をつけたメンマなどもトッピングされ、随所にこだわりが感じられるラーメン。「また来たい！」と素直に思わせてくれる1軒だ。