河口湖にある富士山麓ガストロノミー 「TOYOSHIMA」豊島雅也シェフの新たなる挑戦を受け、「TOYOSHIMA」跡地に2024年2月10日オープンした「pomme（ポム）」。
より気軽にジビエを楽しめる場として、豊島シェフ監修のもと、パンと野菜とジビエのお店に生まれ変わった。

店内は「TOYOSHIMA」をそのままに、カウンター席とボックスタイプのテーブル席の奥には、6人の個室がある。

栄養価も高く、高タンパクでヘルシーなジビエは、まさに山梨の大自然が育んだ上質な恵みのひとつ。料理人が自ら山に入り、狩猟・調理することで、山梨のジビエ料理が格段にレベルアップしたという。

「ジビエのセカンドをずっと作りたかった」という思いを実現したこちらでは、最高級の鹿スジ肉を使ったソーセージで、ジビエをもっとリーズナブルに、カジュアルに楽しめるように。

メニューは1日30食限定で、なくなり次第営業終了。富士山麓の野菜をいろんな料理にした野菜たっぷりのプレートとポトフの2種類のみ。
本日はTOYOSHIMA自慢のジビエソーセージとパン、スープが付いた「富士山麓プレート」を。まずはあけぼの大豆とベーコンのスープ。風味豊かなスープに素材の旨味がしっかり溶け込み、優しいながら奥深い。

塩のみで練り上げたふわっとムースのような白ソーセージは、山椒の葉を加え、ピリッと清涼感のある味わいに。もう一方は、粗挽き感が残る肉肉しい食感にこだわった。
付け合わせには、ブロッコリーのペペロンチーノやお野菜のタブレ、揚げキクイモなど、山梨の当たり前の野菜たちが料理人の手により、そのポテンシャルを最大限に引き出された絶品料理となって並ぶ。

原木椎茸でとった出汁に、鶏胸肉の出汁を加え、ゆっくりとスープに旨味だけを抽出した「大地のポトフ」も。焼く、蒸す、揚げるなどの技術を駆使して仕上げたポトフは、食べるごとに味が完成されていくというからおもしろい。

鹿ソーセージを切るたびに肉汁や塩分が染み出て、スープもどんどん変化していく。とことん繊細で、山梨のテロワールを感じるその深い旨みは、最後のひと口が一番美味しい！

朝9時から、カラダが喜ぶ山梨ならではの滋味あふれる料理をワインと共に堪能する。これが決して“贅沢”ではなく、豊かな日常のワンシーンになるように…。