「星野リゾート　リゾナーレ八ヶ岳」内にあるメインダイニング「OTTO SETTE（オットセッテ）」が、“ワイン（Vino）と野菜（Verdura）”を突き詰めるべく「Vino e Verdura 」を新コンセプトに、2024年4月30日全面リニューアルオープン！

空間も一緒に楽しんでほしいと、店内もガラリと雰囲気を一新。ワインと野菜のマリアージュを感じられるよう、ワインカーヴをイメージしたデザインにと生まれ変わった。

全体は広々としているが、座る席によって全く違った体験ができるのもここならでは。
居心地のいい囲まれたスペースでプライベート感たっぷりにくつろいだり、吹き抜けの高い天井がほぼアウトドアのような開放感を満喫したり、ワインバーのようなカジュアルなムードを楽しんだり。その場所場所でリゾート感溢れる非日常の料理・ワイン・空間を堪能できるのだ。

約2000本を貯蔵するワインセラーを備え、八ヶ岳のポテンシャルを活かしきる野菜料理とともに、ワインとのペアリングを楽しむべし。飲めない人のために、ノンアルコールのペアリングも充実しているのも嬉しい。

宿泊者限定の前菜からデザートまですべての皿に野菜を使った見目麗しいコース料理は、大切な人を誘いたくなる芸術イタリアン。
アスパラガスを細く切ってパスタ仕立てにしたアッルンガータはアスパラガスのソースで。ペコリーノ・ロマーノの程よい塩味がアクセントになり、羊のミルクの旨味を引き出す。勝沼の小山田さんのBOW！で、白の奥深さと共に味わおう。

野菜のアソルティメントは、コルクやキャップをあしらった、その器遣いにも魅せられる。
そら豆のクロケッタやトスカーナのママの味、大豆のトマトソース煮込み、蕎麦粉のブルスケッタなど…。熟した果実味と樽熟成の深い味わいが光る名門ワイナリーの「グレイスロゼ」で、複雑さと厚みの余韻に浸る。

そして、「OTTO SETTE」といえばこちら。オープン当初から作り続けてきた八ヶ岳の野菜畑を表現したひと皿、「畑の前菜」。30種類の野菜が鮮やかにプレートを飾り、グリーンマスタードとバーニャフレッダがキャンバスに描いた絵画のように躍る。

目の前で料理を仕上げるパフォーマンスも！セロリとオックステールをやわらかく煮込み、もちもちの自家製麺と絡めて。シナモンとチーズをその場で削り、香り立つ風味がまたよき。

後味のタンニンが繊細に語り掛けるトスカーナのロッソ「Balenaia」といただく。独特の香りや味わい、澱が広がる自然派ワイン。

メインディッシュはあやめ雪蕪と鹿肉のコトレッタ。クセがなくやわらかい鹿肉のカツレツはとても食べやすい。特筆すべきは生マリネ、ボイル、グリルと3種類の調理法で織りなすあやめ雪蕪！紫と白の色合いが愛らしいだけでなく、その甘みと食感、旨味の違いが五感を刺激する。

カリッと香ばしいゴボウとカカオのクロカンテの下には、ゴボウとカカオのサプライズなティラミスがエスプーマ仕立てになってお目見え。スイーツにももちろんワインを。

〆は菜の花のジェラートにいちごのジュレ、リコッタチーズのムースで口当たりさっぱり。
糖度の高い果実を使用した甘口ワイン「穂坂甲州エッセンス」の程よい酸味と味わい深い甘みが見事にスイーツと調和する。
地域の特性を生かした「ワインと野菜」という個性的テーマにこだわり、生産者の思いやストーリーをのせた食体験は、まさに非日常の素晴らしいひと時になる。“ヴァカンツァ（バカンス）”が叶う場所へぜひ。