山梨を代表する名菓「信玄餅」でお馴染み「金精軒」の姉妹店として、「富士吉田金精軒 富士茶庵」が富士吉田市の本町通り商店街 に2023年4月12日オープンした。

1階はショップになっており、台ヶ原金精軒自慢のあんこを使った季節の和菓子をはじめ、信玄餅や大吟醸粕てら、どら焼きなど、人気商品がズラリと並ぶ。

2階のカフェスペース「富士茶庵」は2023年4月24日オープン。
オープンまでは1階で買った商品をイートインできるスペースとして活用中。お座敷にソファ席や座椅子を配置し、ゆったりとした憩いの空間をアレンジする。

カウンター席からは目の前に富士山を望み、開け放った大きな窓からは爽やかな風が。

私は気持ちがいいカウンター席を迷わずキープ♪

モーニング限定（7:00～9:00）のおにぎりセットがあるとのことで、早速食べてみることに。
梅・昆布・シーチキン・ちりめん昆布・卵黄肉そぼろ（種類は変更する場合あり）の中から好きな具を2つと豚汁または味噌汁を選ぶことができ、黒豆茶、香の物が付いて、朝からちょっぴり贅沢な気分になれちゃう。
※メニューは23.04.13オープン当時のもの。24年3月現在おにぎり御膳・おにとん御膳の2種類に変更。

酸味が少なく、ほんのり甘めの梅干しは、つやっつやの魚沼産こしひかりの炊きたてごはんの自然な米本来の甘みと、軽やかに調和する。ふんわりと握ったその加減も最高!!
「富士茶庵」を営む井出商店は、明治16年創業の富士吉田市のお米屋さんだったというから、納得の美味しさだ。

海苔は大田区の寿司海苔問屋「田庄」のやきのりを使用。厚みもあり、パリっとした舌触り、歯ごたえでこだわりの白米をスペシャルに包み込む。
素材にこだわり、プロが握るとこんなにも違うものかと、感激…。

名水百選にも選ばれている、甲斐駒ヶ岳の伏流水を使った幻のスイーツ「水信玄餅」（６月～9月の夏季限定）も！ぷるんと透明の滴のような美しい水菓子にウットリ…。

ぷるっとした食感に、金精軒特製の美味しい黒蜜ときな粉をたっぷりかけていただく。口に入れた瞬間、水へと変わり、川のせせらぎを思わせる爽快感が全身を吹き抜ける。
賞味期限わずか30分といわれる、繊細な水信玄餅で夏を感じてみるのもなかなか乙なもの。

今後は金精軒のどら焼きを使った“どらパンケーキ”なるものも思案中とのことで、進化する「富士茶庵」からますます目が離せない。