デミグラスソースとともに味わうカニクリームコロッケだなんて、とっても贅沢！
クリーミーかつ上品な味わいを体感すべく、さっそくお店へ。

オムライス、ポークソテー、カツレツ、ハンバーグ。
洋食こじまに並ぶのは、どれも日本人に馴染み深い洋食メニューの数々。
昔から大衆の味として親しまれてきた洋食だが、こちらで味わえるそれは、厳選した食材と丁寧かつ卓越したシェフの技術により、洗練された味わいに仕上げられている。
そう聞くと敷居が高い店のように感じるが、店構えは気取らず温かみのある雰囲気。
甲府北口から徒歩5分というアクセスの良さと、国内外問わずワインが豊富に取り揃えられているという魅力も相まって、世代・年代問わず多くのファンに愛されている人気店だ。

ベースとなるベシャメルソースは、ゆるすぎない固さに調整するのが洋食こじまのこだわり。
そこに玉ねぎとマッシュルーム、メインのズワイガニのほぐし身をたっぷり入れ、1日冷蔵庫で冷やし固めれば、自慢のタネが完成する。
揚げる直前にまとわせる衣には、自家製の極細パン粉を使用。
きめ細かいパン粉を使うことで、余分な油を吸うことなく、サクッと繊細な歯ざわりが可能になるそう。
それをラード：サラダ油＝1：1の香り高い油で低温でじっくり揚げたのち、1週間手間暇かけて仕込んだデミグラスソースとともに盛り付ければ、至福のカニクリームコロッケのできあがり。

正統派の俵型、均一に色づいた衣のなんと美しいことか！
ナイフを入れた時に聞こえるサクッという音だけで、衣の軽やかさが伝わってくる。
ひと口頬張ると、繊細な衣がホロホロと崩れると同時にベシャメルソースの甘みとズワイガニの風味、デミグラスソースのコクがじんわりと染みわたり、思わず目を閉じて味わってしまう。
ひと通り堪能したら、別添えのタルタルソースを付けて味変を。
それまでとはまた違う爽やかさと濃厚さが同居する味わいに、一気に完食！