市川三郷町で古くから愛され続ける1軒。唐揚げをはじめ、たつた揚げや天ぷら、もも焼き、焼き鳥など、鳥料理ならなんでもござれだ。

テーブル席とお座敷席のほかにも、2階には広い宴会場を備え、様々な会席の場としても活躍する。
会席料理はもちろん、お弁当やテイクアウト、ランチにはリーズナブルな定食や丼ものも。
丸鶏をそのまま仕入れ、解体から行うから驚くほど新鮮な鳥料理が味わえる。

使用するのは、富士山の自然の恵みをいっぱいに受け、植物性たんぱくを主体にした飼料で育った信玄どり。
仕入れた丸鶏をむね、もも、手羽に切り分け、むね肉には歯触りがよくなるよう細かい切り込みを入れたりと、丁寧な職人技が光る。
揚げ油は、ぼんじりからとった自家製チ―油と植物油を5：5で割る。鶏の持っている油をひいてくることで、旨味とコクのバランスが取れるのだとか。

ひと皿に、鶏の様々な部位の持つそれぞれの違った旨味が贅沢に引き出されている。塩コショウのシンプルな味付けながら、味の奥行と深さは圧巻だ。
片栗粉をまぶし、こだわりの油でカラリと白い花を咲かせた熟練の腕と、時代が移り変わっていっても、変わらない師から受け継いだ昔ながらの手法。オートメーションでは成し得ない、手仕事の勝利そのものだ。
重すぎず軽すぎない絶妙の揚げ具合と塩加減、そしてしなやかな鶏の味わいに感激!!