Release:22.07.15
− 檸檬玉 −
販売期間:2022年7/16〜8月下旬予定
※数量限定のためなくなり次第終了
324円(取り置き予約可)
※現在販売終了

季節ごとに趣向を凝らした、心惹かれる登場で話題を集める澤田屋の“季節の玉菓子”。そんな玉菓子6作目となる「檸檬玉」が、明日2022年7月16日から発売される。

こちら、完成までにナントまる2年かかったという、妥協を許さない筋金入りの新作。かくいう私も、今か今かと檸檬玉の登場を心待ちにしていたひとりなのだ。
「フレッシュレモンを丸ごと使っているから、その存在感はしっかり残したいけど、酸味が強すぎる。マイルドにと思うと、フレッシュ感が損なわれてしまって…なかなか納得できる商品にたどり着けなかった」と、広報の黒澤玲那さん。

生レモンらしさと、和菓子の上品なやわらかさの見事なハーモニーへと導いたのは、五味醤油の塩こうじだったという。これまでも檸檬玉に+塩という隠し味は試していたけど、味はまとまらなかった。それがこの塩こうじで、驚きの化学変化が起きたのだ。
「強烈なインパクトを持つレモンの酸味と苦みの中から、優しい旨みを引き出してくれました。五味さんの塩こうじはほんと、万能です。改めて発酵のパワーに驚かされ、その美味しさ、奥深さ、楽しさに魅了されました」(黒澤さん談)。

さらに、オレンジとレモンの自然交雑で誕生したマイヤーレモンと、国産レモンの2種類を使い分け、皮も果肉も果汁も丸ごと余すところなく活用。フレッシュさやレモンならではの酸味、皮の苦み、爽やかな香りを生かし、それぞれのレモンの魅力を最大限に引き出す。

これまでの和×洋の素材のコラボレーションから、今回は白餡や本くずなど和の素材のみで勝負したこともあり、商品は“檸檬玉”と漢字に。
レモンの強さをまろやかにまとめ上げてくれる塩こうじは餡に、皮ごとスライスしてシロップ漬けしたレモンは餡用には食感が残るよう粗め、羊羹にはマイルドなマイヤーレモンとレモンのバランスを保ちながらペースト状にと、細かなところに至るまで試行錯誤を繰り返した。

聞けば聞くほど、この檸檬玉に費やした莫大な時間と労力、そして関わった多くの人の想いと情熱を感じ、このひと口の美味の重みを実感するのだ。まるでレモンそのものを食べているかのようなみずみずしい爽快感がありながら、それをやわらかに包む上質な和の味わいと、すべての素材のまろやかな旨味を引き出す隠し味の塩こうじ…。これは“究極の甘酸っぱい”だ。
口の中にふわっとほのかな苦みが残り、すっきりと爽やかな風が吹き抜ける。暑すぎる甲府の夏を、今年は檸檬玉が楽しみに変えてくれるに違いない。
檸檬玉 1個324円
※予約可。8月末までの期間限定。数量限定のためなくなり次第終了。
オンライン販売(毎日数量限定)もあり
※販売は8月上旬までの予定。数量限定のためなくなり次第終了。