再会を心待ちにするカフェ
ヒグチコーヒーハウス
〇月×日
弊社では「37℃以上の発熱がある場合は出社しない」ということになっているのですが、外気温が38℃を超えている場合、これはもはや外出してはいけないのでは?という疑問が拭えない2020年の夏。
こんなに何度も夏が嫌いと豪語しているくせに、カンカン照りの午前中にどうしても行きたかったのはヒグチコーヒーハウス。
「あれ?このカフェ17時オープンじゃなかったっけ?」とお気づきの方もいらっしゃるでしょう。
そうなんです。本来なら17時オープンのところをどうしても紹介したくて、午前中に開けていただきました。
普段は見られない、日差したっぷりのヒグチコーヒーハウスへようこそ。
マスターは1階の樋口写真のカメラマンをされているということで、カフェ内には撮影機材や写真集などが並ぶ。
とにかく暑い、だから何かひんやりしたものを…とマスターに言うと
いちごとバナナのシェイクをおすすめされたので、そちらを注文。
ついでにケーキも。朝からケーキ食べちゃうもんね。
本棚には有名画家の本も多く、私の大好きなフェルメールの画集もありました!
いいえ~、私はなんにでも、牛乳を注ぐ女
どんな料理もひと注ぎ、マイルドにしたい
このシリーズ大好きなんですよ!「なんにでも牛乳を注ぐ女」という曲です。
同シリーズの「真珠の耳飾りのくノ一」も好きです。YouTubeで検索してみてください。
ズンチ、ズンチというイントロのビートを刻んでいるとシェイクとケーキが到着。
かわいみ溢れるピンク~!なんてかわいらしい色なの!そしてレモンムースケーキの黄色と相性も良き~!マスターさすが!!
いちごをそのまま凍らせてフローズンにしているから、果肉のつぶつぶが感じられておいしい~!
しかも溶けても味が薄くならなくて、最後までおいしく飲めるとこともポイント高い!
果物の甘みがさっぱりとしていて、この量でもあっという間に飲めちゃうから暑い日にピッタリすぎる。
さっぱりとしたシェイクと爽やかなケーキで両方完食。
「今日届いたばっかりなんだよ~」とシュリンクをはがしながらマスターが見せてくれたのはアウグスト・ザンダーの写真集。ポートレートで世界を把握しようとした男だそう。
この写真家さんは知らなかったのですが、「いつかこの写真をテレビや何かで見た時に、あ~どっかで見たことあるな~と思い出してくれたら、それでいい」と語るマスター。
何気ない日常の中で目にするアートって、再び出会ったときに「あれ、初めましてじゃない!」という気持ちにさせてくれますよね。
そしてその既視感とともにヒグチコーヒーハウスを思い出したら…きっとそのときマスターの口元はニヤリとしているはず。
「あのとき出会った牛乳を注ぐ女です」と再会する日は、そうと遠くないのかも。
そのときはヒグチコーヒーハウスと、ちょこっとこのブログを思い出してもらえると嬉しいです。
本日食べたメニュー
・いちご+バナナ
…400円
・ケーキ
…390円
すべて税込
コーヒーが飲めないサブカル女。
寂しくおひとり様カフェが多いらしいが、たまにキラキラ女子会でリア充を決め込む。
料理はできないくせに、味にはめっぽううるさい。