ようこそ! ゲストさん 会員登録はこちらから
話題の桑の葉茶・会社経営 | ハン ソンミンさん

韓 成旼(ハン ソンミン)さん(39歳)
韓国昌原市出身
 
”株式会社桑郷 代表取締役”


「おはようございまーす!」

元気な挨拶で出迎えてくれたのは、市川三郷町山保という限界集落で(株)桑郷を経営する韓国人、韓 成旼(ハン ソンミン)さん。

何があっても夢をあきらめない韓さんは、生粋のパワフルマン。

今回は、そんな熱い韓さんが抱く大きな志と強い想いをご紹介します。

 

最愛の人、そして日本との出会い

韓さんが日本に接点を持つことになったのは2002年11月、当時韓国に留学中で現奥様の三貴さんとの運命的な出会いがきっかけ。

その時のことを韓さんは、「この女性だったら一生自分の夢と目標が達成できて、人生がとても豊かになると直感した」と語ります。

その後結婚した2人。

三貴さんを気遣う韓さんは、「一生韓国で住むことになるのだから、まずは三貴さんが住み慣れた日本で1年だけ一緒に暮らそう」と考え日本に来ることを決意。

来日後は、三貴さんの父が経営する桑の葉茶の販売を行う会社に勤めはじめます。

その会社は元々神奈川県にありましたが、市川三郷町で事業を起こすことになり、韓さんもそこで働くことになりました。

 

『日本で自分の人生を最後の瞬間まで過ごす』という決心

日本で働き始めて約1年。

帰国の予定が迫る頃、義父から「話し合おう」という一本の連絡が入ります。

そこで言われた「ぜひ日本に残ってこの会社を経営して欲しい」という願い。

それを聞いた韓さんは「あと1年だけ残ろう」と決め、日本で過ごします。

しかしそこからさらに1年後…そしてまた1年後…「ぜひ日本に残って欲しい」と嘆願する義父。

そして韓さんは、3回目の話し合いの場で義父にこう伝えます。

「もう『話し合おう』って言わなくて良いよ。ここ、市川三郷町でがんばります」

 

その気持ちを伝えてから『日本で自分の人生を最後の瞬間まで過ごす』と決心した韓さん。

「義父が泣きながら『残って欲しい』と言うので決心がつきました 笑。韓国人というのは情に厚いんです。色々あってもやっぱり父だから、その父の願いを無下にはできません。」

 

そしてこれも運命だと受け入れ、まっとうする覚悟があると語る韓さん。

「今こうして日本に15年いるのはお父さんのおかげ。お父さんの影響で日本に残ることを決めたけど、最後に決めたのは私だから。決めた以上はしっかりこの人生をまっとうして結果を残したい。」

 

 

自分が住んでいる地域が世界一だと思わなければ意味がない

市川三郷町で生活することを決意した韓さんは、次第に『市川三郷町を世界の中心にする!若者を沢山この街に呼んで教育したい!』という強い想いを抱くように。

「自分が住んでいるこの地域が世界一だと思わなければ意味がないと思うんですよね。環境も人も資源もすべて整っている良い街だから、それを引き出して発信していくべきなんです。」

 

そう訴える韓さんに対し、最初地元の人々は「そんなこと、夢物語だ」と否定的な感情を示したのだとか。

それでも韓さんは夢を実現させるために出来ることを探し、積極的に動き続けます。

「自分から何でも積極的に行くのが良いと思う。『誰かがやってくれる』じゃなくて、自分から行動した方が人生絶対うまくいく。」

その信念をつらぬき前向きに活動を続ける韓さんの姿に周囲の反応は徐々に変わり、次第にサポートする人々が増えていきます。

その結果、当初桑の葉を生産者から買い取り2人だけで運営していた会社が、今では46000本の桑の生産からお茶の製造を行うまでに成長。

そして現在も韓さんは夢を叶えるべく、積極的に活動を続けています。

 

目標は『幸せに生きる人を増やすこと』

『100年を生きて、1,000年の未来を輝かせる志を持って地域・社会・国に貢献する』

この言葉は韓さんが運営する(株) 桑郷の理念であり、韓さん自身も大切にしている想いなのだとか。

そんな韓さんの母国の両親は、実はすでに病気で他界。

その経験が韓さんにさらに深く強い想いを抱かせています。

「人というのはいずれ亡くなる。その時は何も持っていくことはできない。でもこの世に生き様とか想いとか生きた証を残すことはできる。だから、頂いたこの命を次世代の発展のために使おう。そういう想いで会社の経営をしています。」

そんな韓さんの願いは『幸せに生きる人を増やすこと』。

「桑の葉茶を作る会社だから売り上げはもちろん大事。でもそれだけじゃなくて、桑の葉茶を通じて働いてくれている人の夢が叶うようにサポートしていきたい。桑郷で働く人が夢を叶えて幸せに生きていれば、それが町全体へ影響していくし、同じように地方に住む人たちの意識が高ければ、国全体の意識も上がっていくと思うんです。」

 

今後の目標は世界へと視野を広げ、市川三郷町から幸せの選択の連鎖を起こしていくことなのだとか。

「自分の命がどれだけ大切なのか伝えたい。どんな人生の選択をするかは自分次第。人生を幸せに生きる選択をする仲間を増やしていきたいですね。」

韓さんは山梨から世界へと幸せの連鎖を起こす仕掛け人となっていくことでしょう。

どこまでも突き進む韓さんの今後に目がはなせません!


株式会社桑郷 WEBページ




今月の人 バックナンバー


「健康安全郷育プログラム」で
覚悟を決めた
山梨を元気で明るく安全に
渡辺 光美さん(52歳) 西桂町出身 甲府市在住
”リズムオブラブ主宰・やまなし大使”

 

リーマンショックをきっかけに
覚悟を決めた
若き司法書士
住吉 寿夫さん(30歳) 南アルプス市出身
”司法書士”

 

自分らしくあるために―
高みを目指し続ける「職人」

坂田ひさしさん(61歳) 甲府市出身
SAKATA GUITARS

 

山梨から世界へ―
美味しさと笑顔届ける桃農家

森田絵美さん(31歳) 笛吹市出身
モリタファーム

 

「僕たちの商材はクッキングです」
未来の“食”を作るために

川越一磨さん(26歳) 東京都出身
株式会社コークッキング代表取締役CEO

 

とにかく楽しいことを――
“好き”が紡ぎ出す独自のスタイル
浜欠 宏幸さん(43歳) 富士吉田市出身 
Café Marche/Café troisième marché代表

 

地域密着型
プロアスリート
栗原正明さん(29歳) 東京都 江東区出身 
職業:地域密着型プロアスリート

 

異色の経歴の持ち主がたどりついた
パン職人という道
野田 敬一さん(47歳) 韮崎市在住 
職業:パン職人

トップへ