− キャラ玉 −

「くろ玉」に並んで山梨の銘菓として愛されてきた「キャラ玉」がリニューアルし、季節の玉菓子シリーズに仲間入りしたのが2021年秋。キャラメルのほろ苦さとコクのある甘さが、深まる秋を感じさせてくれる玉菓子に。

今秋もついに2023年10月6日から「キャラ玉」が登場！世界中から高い支持を集めるヴァローナのブロンドチョコレート「ドゥルセ」で深みをプラスしたキャラメル羊羹が、艶やかでなんとも美しい。ブロンズチョコの塩味とキャラメルの苦み、甘みが掛け算となってワンランク上のリッチな味わいを実現する。

あんこ、羊羹それぞれに使うキャラメルベースは、砂糖をゆっくり焦がしながら生クリームを加え、丁寧に丁寧に煮詰めていく。この地道な作業こそが、絶対に省くことのできないキャラメルの味を決める重要な工程のひとつだったり。餡や羊羹との調和を考えながら、アーモンドミルクも手作りし、隠し味に少し。

白餡をベースにしたこだわりのキャラメル餡には、スペイン産アーモンド、長野産和ぐるみ、シチリア産ヘーゼルナッツとピスタチオをたっぷり入れ、あえて歪のよさを際立たせるため手作業で砕き、ごろごろ感をだした。口の中でどう調和するか、食感と香ばしさのバランスを考え、その配合にまでとことんこだわるのがすごい。

ナッツの香りやアーモンドミルクの風味をより引き立てるために、今年は餡や羊羹にはバニラビーンズを入れなかったという。常に試行錯誤を繰り返し、時には思い切ってそぎ落としていく“引き算”も必要なのだ。

そのかわり、別添えのキャラメルソースにはタヒチ産バニラビーンズを贅沢に使い、さらに濃厚でコク深く。本葛粉で優しいとろみをつけ、まるで洋菓子のような新感覚の和菓子に仕上げた。

まずはソースをかけずに、その後ソースをかけて楽しむと、その味わいの全く異なる方向性に驚く。ちょっとしたことでこんなにも七変化する、繊細な和菓子の持つポテンシャルに改めて気づく瞬間…。

あくまでもキャラメルを主役に、キャラメルの美味しさを引き立てるための素材を産地にまで厳選して選び完成させた2023年のキャラ玉。どんな時も変わらず、手間暇を惜しまず手作りする職人魂こそが、1911年創業の看板を守り抜く「澤田屋」が「澤田屋」である所以なのだろう。

“本物の美味しさ”へのこだわりを持ち続け、“より美味しく”を追求する手をとめず、常に進化を遂げる澤田屋の玉菓子シリーズ。

この秋はしっとりとシックに、「キャラ玉」とコーヒーで大人のカフェタイムを満喫してみては。

※オンライン販売（毎日数量限定）もあり
※販売は10月下旬までの予定だが、数量限定のためなくなり次第終了。