ようこそ! ゲストさん メンバー登録はこちら

Update:23.11.14

子育てに悩むママから感動の声続々!育児に疲れた心に寄り添う詩

子育ては正直楽しいばかりじゃない。
不安になることもたくさんあるし、助けを必要とする時に、家族や周りの協力が十分に得られないことだってありますね。
子どもは可愛いけど、ママも母である前にひとりの「人」。
ストレスも感じるし、精神的に追い詰められたり、逃げたくなることも。
子育てでしんどいとき、うんざりしたとき、落ち込んだとき、ぜひこの詩を読んで心をリセットしてくださいね。

ママの毎日

独身の頃
 
ヒールの靴が好きだった
お酒は苦手だったけれど友達と過ごすお酒の場の楽しい雰囲気が好きだった
 
好きな音楽はミスチルでいつもウォークマンに入れて好きな時に聴いていた
電車の中でゆっくり本を読むのも好きだった
 
お風呂では半身浴をして
美容院には2ヶ月に1回は必ず行っていた
 
お化粧するのも好きだった
1人で行く映画館が好きだった
 
流行りの雑誌を買い
流行りの曲を聴き
流行りの服を着て
流行りの場所へ好きな時に出かけた。

そんな私は 今
 
 
泥だらけのスニーカーを履き
 
子どもたちの着替えやオムツが入った大きなバックを肩にかけ
 
ちゃんとした化粧もせずに
 
髪を一つにくくり
 
毎日
子どもたちの手を繋いで公園へ散歩に行っている。
 
 
 
聴く曲はミスチルからアンパンマンマーチに変わった。
 
 
眺めているのはファッション雑誌から
子どもの母子手帳や幼稚園からの手紙に変わった。

考えていることは
今日の夕飯のメニューと
長女が幼稚園から帰ってきたあとのおやつ、お風呂、夕飯の流れの確認。
 
今日の天気で洗濯物が乾くかどうかと
明日の長女の遠足が晴れるかどうか。
 
最近眠くなると激しくぐずる長男を昨日つい怒ってしまったから
今日は早く寝かせてあげよう。
今日は怒らないでおやすみをしよう。
 
そんなこと。

毎日 押し流されるように迫ってくる日常があるから
 
キレイに片付いた部屋も
大の字で朝まで眠れる夜も
ゆっくり塗れるマスカラも
 
なんだかもう思い出せない。
 
 
 
そう。
 
 
 
思い出せないから
 
私たちは つい 忘れてしまうのだ。

この毎日が
 
ずっと続かないということを。

1人でゆっくりお風呂に入れるようになったら
 
 
湯船の中 あなたと向き合い数を数え
 
柔らかく響いたあなたの声を
 
 
私は思い出すのでしょう

1人で好きなだけ寝返りをうち眠れるようになったら
 
 
どこまで寝転がっても隣にいないあなたのぬくもりを
 
私は探すのでしょう

好きな音楽のCDを好きなだけかけられるようになったら
 
 
この部屋の中に溢れていたあなたの笑い声を思い出して
 
私は泣くのでしょう

好きなだけお化粧に時間をかけられるようになったら
 
 
私の洋服をひっぱり
膝の上によじ登り
私のやることなすことをお邪魔してくるあなたのその小さな手を思い出して
 
私は泣くのでしょう

好きなだけヒールが履けるようになったら
 
 
笑い転げるあなたを追いかけて走り回り
泥だらけになって遊んだあの空を思い出して
 
私は泣くのでしょう

自分とパパの洗濯物だけを回す日々が訪れたら
 
 
砂まみれの靴下も
おしっこを失敗したズボンも
牛乳をひっくり返したシャツも
 
洗濯カゴにないことを知って
 
 
私は泣くのでしょう

あなたの足音がしない部屋の掃除機をかける日が訪れたら
 
 
粉々になったビスケットの食べこぼしも
小さなおもちゃの部品も
あなたの細い柔らかい髪の毛も落ちていないことを知り
 
 
私は泣くのでしょう

1人で好きなことを
好きな時に
好きなだけ出来るようになったら
 
 
どんな時も「ママ」「ママ」と私を呼び
 
どんな時も私のことを探しているあなたの姿を思い出して
 
 
私は泣くのでしょう

一体いつまであるのかな
 
 
一体 いつまでここにいてくれるのかな
 
 
そして
 
そんなことを考えているうちに
 
 
 
また 今日も終わってしまった。

私たちの日常は「子どもが側にいる『今』」だから
 
子どもから離れて1人になれた瞬間が特別に感じて
 
好きなことを堪能できる喜びを噛み締めるけれど

でも 自分の人生を考えてみたら
 
 
特別なのは
 
 
本当は 子どもが側に生きているこの毎日の方。

でも 私たちはそれを忘れてしまう。

なんだか ずっと続くような錯覚を起こして毎日を過ごしているけれど
 
 
 
大変に思えるこの毎日に
 
数えきれない 愛しい が散りばめられていることを
 
私たちは いつか知るのです。

子どもたちが
 
この世に生まれてから今日まで
 
ママとパパのために
全身を力いっぱい使って思い出を撒き散らしてくれていたことに
 
私たちは 過ぎてから気付くのです。

ママの毎日は
 
ママでいられる毎日です。

 
 
私たちは この命が尽きるまで
 
どんなに子どもと離れていても子どもを思い、心配し、愛し続ける 子どもたちの母親だけれど
 
 
でも 子どもたちの側で『ママ』でいられることの出来る日の
 
なんて短いことかを
 
 
いつか思い知るのでしょう。

今日もあなたは
 
屈託のない笑顔で振り向き
 
「ママ!」と言って
 
両手を広げて こちらに飛び込んでくる。

忘れるものか。
 
 
絶対に。
 
絶対に。

あなたの前髪を切り過ぎて笑った昨日を。
 
あなたを怒って自分に涙が出た今日を。
 
あなたの寝相に笑った夜を。
 
あなたが摘んでくれたシロツメクサの白さを。
 
 
あなたに許された私を。
 
あなたがいてくれるこの毎日を。

私は 絶対に忘れない。

ミスチルも好きだけど
 
Eテレの歌に感動することを知った
 
 
ヒールも好きだけど
 
スニーカーの安心感が好きになった

自分のことが一番大切だった
 
 
そんな私に
 
自分の命よりも大切だと思える存在がこの世にはあると教えてくれた子どもたちに 
 
 
 
 
心から 感謝を。

この記事を読んで届いたメッセージ
<新着:2023年11月>

2023.11.02 カカ

8歳の男の子を育てる高齢ママです。息子からはカカと呼ばれてます。
 
数年前まで、私はどうしても2人目が欲しくて、がむしゃらに頑張りました。
それでも結果は叶わなかった。
未だに周りの『子どもたち』という表現に黒いモヤモヤを感じちゃいます。
それなのに今現在、子どもから些細な荒い言葉遣いや約束破られただけでイライラしちゃって…無視したり、丁寧な言葉遣いながらも、息子が返事できない位、論破してしまったり。
 
結果、息子は声上げる事なく静かに泣き続けて、夕飯食べずに寝落ちってしまう日もしょっちゅうです。
そんな息子の寝顔見て、また翌朝『カカ、抱っこして。』『カカ大好き。』って抱きつく息子を見て、罪悪感でいたたまれなくなってしまいます。
『きっと、(私が)こんなんだから2人目来なかったんだよな…』って
 
そんな日が続く中でこの詩、読ませていただきました。
読みながら、こんな私でも主人や息子がかけがえのない存在で私なりに精一杯愛してるんだ、って再確認出来、不甲斐ないけど泣いてしまいました。
 
取り止めのない、乱筆大変失礼致しました。
また、本当にありがとうございました。

編集部より

カカさん、お手紙いただきありがとうございます。
カカさんがこの詩を読んで胸に響いたように、私もカカさんのお手紙を読んで胸にくるものがありました。
私もカカさんと同じように8歳の子どもを持つママです(女の子です)。頭でわかっていても、それが決して思い通りいくわけでもなく、毎日何かに後悔しながら生きています。
 
考えても理解しても答えがもしあったとしても、それ通りに動けないことがほとんど。これ正解だった!なんてことがないのが育児なのだとすれば、世の中のママは何年も何十年も悩み続け、育てあげてもこれでよかったのだろうか?と分からないまま子育てが終了するのだと。
 
もしそうなのであれば、私達は何を学び育児をしていくのでしょう。
きっとその答えなんてないのだと思います。
この8年の中で、今思えば間違えていたこともあると思いますし、あっていたこともあると思います。
 
何が言いたいのかと言いますと、大切なのはプラスαの言葉や表現なのかなと思います。
怒りすぎてしまった時は「言いすぎてしまってごめんね」、「あなたのことを私は○○○のように思ってるよ」など、思っていることを悪いこと以外でも『言葉』にすること。たくさん抱きしめて表現すること。これが私が常に意識していることです。
 
私たちは人間です。間違えることだってあります。そんな時はそれも伝えていいと思います。
ママだって完璧に生きることはできません。
それを悲しくなりはしますが、完璧には直せない、だから自分の信じた育児をして、子どもに安心してもらいたい。大きくなった時に、愛されて育ったなと感じてほしい。
そんなふうに思うようになりました。
 
だからカカさんは、自分を責める必要はありません。毎日息子さんと過ごし、毎日育児をしているのです。それだけで十分頑張られていますし、自分が悪かったなんてことはありませんよ。
むしろ毎日安全に子どもと過ごせてることを、自分で褒めてあげてください。
そんなママでいてくれることが、息子さんも嬉しいんじゃないでしょうか。

2023.06.26 ロザリー

2度目の投稿です。
 
昨年、小学一年生になった一人息子がクラスの子にいじめられ続け、こちらでアドバイスを頂き、励まされました。
根本的な解決には至りませんでしたが、2年生で新しいクラスになり、頑張って登校する毎日でした。
 
そんな中、10日程前に息子を自転車の後ろに乗せて夕方、家に帰ろうとする途中で車にひかれてしまいました。
私が目をあけた時、近所の人達が息子に「僕!歩ける?」と聞き、うちの子が走って見せていました。
息子は助かったと思いながら、私は病院に運ばれました。
頭を強く打ち、命を失うか記憶喪失かの手術でしたが、私は生きていました。
顔も手も足も全部ありました。
息子は怪我もなく無事でした。
事故寸前で「絶対子どもには当たったらだめ」と思っていました。
大切に育ててきた一人息子を守ることができ、涙がとまりませんでした。
 
お母さんっ子で、あれだけ毎日ベッタリだった息子。事故を自分のせいと思い泣いて毎日自分を攻め、「僕が死ねば良かった」という息子。
「お母さんの子なんだから、どんなことがあっても頑張って。元気になって帰ってくるよ。夏休みは毎日一緒よ」と伝えています。
 
人は生きていても急に事故や病気、災難に合うことがあります。
 
それでも一日一日、子どもにできることを精一杯して生きていきます。
 
息子を守り、私まで生きていて本当に幸せです。
毎日、嬉しくて泣いています。
 
子育ては悩みがつきませんが私は、皆さんに、可愛い子ども達に沢山の幸せがあることを毎日祈っています。

編集部より

ロザリーさん、本当によかったです。大事故であったにも関わらず、こうしてお手紙を送ってきてくださっていること、本当に心からよかった…と私達も思っています。
きっとまだまだ痛みや事故の後遺症が残っていることとは思いますが、ご家族に支えられ、一生懸命毎日を過ごしていらっしゃることでしょうね。
 
確かに、人生思わぬことがたくさんあるものです。
平凡な毎日を過ごしていても悩み事は尽きないし、些細なことでケンカしたり傷つけあったり…。平凡であることがどんなに幸せなことか頭ではわかっていても、この大変な繰り返しの毎日が永遠に続くような気になって、人はささやかなことへの感謝の気持ちを忘れてしまうのですね。
 
ロザリーさんは、息子さんのために大事故からも救われたんですね。母は本当に強いですね。
事故前よりも絆がぐっと深まり、きっとお互いを思いやり、毎日に感謝できる素敵な家族にパワーアップすることでしょう。私も、平凡だけど健康で元気に毎日を送れていることに感謝しながら過ごさなくてはと思います。
 
ロザリーさんの回復を心からお祈りしています。
そして、ありがとうございました。

2023.06.20 ゆん

もうすぐ4人目が生まれます。
いつも心に余裕がなくて上の子達にきつく当たってしまったり、旦那さんに強くものを言ってしまって夜後悔してます。
 
特に長男にきつく当ってしまう事が増えてきて、他の子と比べてはいけないのは分かっているのですが、何でこんなことも分からないの?や保育園の皆はもぉ出来るよやる気ないなら辞めたらと言ってしまいました。
 
まだ4歳で長男なりに頑張ってたり、寂しい思いさせて我慢させてる事もあると思うのに、きつく当ってしまうせいで長男との接し方が分からなくなってしまいました。
お勉強したくないよと泣く長男に、勉強しないと困るの自分だよ、とか言ってしまう私が嫌です。
周りと比べてしまうのも、お兄ちゃんなんだからしっかりしてって言ってしまうのも辛いです。
私自身も長女で、お姉ちゃんなんだからって言われるの嫌だったはずなのに、自分の子に言ってしまってるのでごめんねと思う毎日です。
 
ママーって笑顔でギュッてしてくれるのが、余計に辛いです。どうすれば長男と上手く接する事が出来るのか、アドバイスあればよろしくお願いします。

編集部より

ゆんさん、お手紙ありがとうございます。
お子さんが生まれ、全員で4人の母になられるなんて、ゆんさんはきっと、とってもたくましい人なのだと感じます。私は子ども1人でも手いっぱいになってしまうので…。(笑)

日々の中で思うようにいかないことを子どもにぶつけてしまうタイミングは、子どもの人数が増えれば増えるだけ来てしまうかなとも思います。でもそのタイミングがきてしまっても「ごめんね」と思える心の広さが、ゆんさんにはあります。
 
意思疎通ができるようになった子どもに対して、どの程度叱るのが適切か、どこまで教えてあげるのか、というのは難しいところ。
 
私ももうすぐ4歳になる子がいますが、トイレトレーニングが進まず、おうちで頑張ってトライしても、うまくいかず、親子でストレスになっています。でも、成長するためには必要な過程で、親心としても「できるようになってほしいな」が先行してしまうから、強く当たってしまいますよね。
そのバランスは余裕がないと、とっても難しいところかと日々感じています。

<どうすれば上手く接することができるのか>に関してですが、ゆんさん自身も「子どもに向き合わなきゃ!」と思ってはいませんか?
おそらくトイトレも、私が頑張って付き合わなくても興味がでたり、成長する中で自然の流れでできるようになる。
 
ゆんさんのお子さんも、お勉強よりも興味のあることが今の時期あるんじゃないでしょうか。
きっとそのタイミングでどんなに教え込んでも「やりたくない」が先行して、お互いにストレスになってしまうんじゃないかと思います。
そうはいっても、他の子と比べてしまうときや「やっぱりできていないとまずいかも」なんて思うときがきたら、自分が疲れていないと感じる日をメインに、子どもと向き合ってあげる日が来るとよいと思います。
 
お勉強の時間を「作ってあげなきゃ」ではなく「作らない」勇気も兼ね備えることができたら、たくましいゆんさんがよりたくましくなるような気がします。

<引用元>
LICOオフィシャルブログ「子どものこころが穏やかに育つ魔法の育児法」より
 
<LICOプロフィール>
7歳の娘と5歳と3歳の息子がいるママ

https://licomama-kosodate.com/entry-12140029379
トップへ