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Release:22.05.17

「森の中の水族館。」飼育スタッフに聞いた!水族館のみどころ

「森の中の水族館。」飼育スタッフが水族館のみどころを伝授

外遊びができない梅雨の時期、子どもとどう過ごすか…。小さな子どもを持つママにとっては、悩ましい問題ですよね。
そこで今回は、天候を気にせず楽しめるスポットとして、山梨県忍野村にある水族館をご紹介。早速、飼育スタッフの方に水族館の様々な魅力について聞いてきました!

ママからのお手紙

せっかくのお休みなのに…雨。 子どもとどこに出かけたら良いか迷ってしまいます。 雨の日でも親子で楽しめる、おすすめのおでかけスポットありますか?(甲府市/チロン)

目次

森の中の水族館。ってどんなところ?

飼育スタッフが伝授する楽しみ方!

  1. 様々な角度から観察!ドーナツ型の大型水槽「二重回遊水槽」
  2. 外池の大型魚を館内からのぞける「横見水槽」
  3. 謎多き淡水クラゲ「マミズクラゲ」
  4. 水族館で食育「おいしい水族館」
  5. 子どもに大人気!「えさやり体験」

「森の中の水族館。」ってどんなところ?

森の中の水族館 外観

「森の中の水族館。」山梨県立富士湧水の里水族館は、忍野村の水と森のテーマパーク「さかな公園」内にある淡水魚専門の水族館。
 
山梨県内で養殖されている魚類と、河川・湖沼に生息する水生生物など約100種類1万匹もの生物が展示されていて、コンパクトながらも見応えのある趣向凝らした展示が人気!
館内には子どもたちがわくわくする生き物がいっぱい!

森の中の水族館 内観

2階にはマイクロアクアリウムコーナーやシアターホール、魚に関する学習ができるライブラリーコーナーも揃っているので、鑑賞するだけでなく子どもの学びの場としてもおすすめ!

飼育スタッフが伝授する楽しみ方!

今回は、魚の生態に詳しい飼育スタッフの羽生さんに、「見る」「学ぶ」「体験」の観点から淡水魚水族館のみどころを教えてもらいました。

\教えてくれたのはこの人/

山梨県立富士湧水の里水族館 飼育スタッフ/羽生 純さん

山梨県立富士湧水の里水族館
飼育スタッフ 羽生 純さん

<経歴>
日本大学 生物資源科学部 海洋生物資源化学科 卒業
<専門分野>
水生生物の飼育、病気に関すること(魚類、無脊椎動物)
<趣味>
旅行、寝ること

森の中の水族館 マップ

様々な角度から観察!ドーナツ型の大型水槽「二重回遊水槽」

森の中の水族館 二重回遊水槽1
森の中の水族館 二重回遊水槽2

館内の中央にある「二重回遊水槽」は、内外を二重に仕切ったドーナツ型のユニークな大型回遊水槽。
内側にはニジマスやヤマメ、外側には大型のニジマスやイトウ、チョウザメなど、大小の魚約4000匹を水槽で同時に観察できる。

森の中の水族館 スタッフのコメント入り解説板

飼育スタッフ「羽生純さん」

「水槽の水は、地下30m層の富士山の地下水をくみ上げて使用しています。透明度抜群の水槽で、普段馴染みある魚の泳ぐ様子や動きをさまざまな角度から、じっくり観察してください。また、海の魚と比べて淡水魚は色や模様など多様性がなく、違いが分かりにくいので、スタッフのコメント入り解説板を活用してみてくださいね」

外池の大型魚を館内からのぞける「横見水槽」

森の中の水族館 横見水槽

体長1mを優に超すシロチョウザメやソウギョや、色鮮やかなアルビノニジマスなど、外池を泳ぐ大型魚を館内からのぞくことができる「横見水槽」。
 
水槽の前に畳を敷いて、寝転びながらじっくりと観察するユニークな展示方法が子どもたちに大人気! ※新型コロナウイルス対策のため休止中のイベントあり

飼育スタッフ「羽生純さん」

「巨大なチョウザメの姿に釘付けで、水槽の前から動かない子どもも多いです。好奇心旺盛な子どもたちにとって、変わった生き物に出会うことは、身体の仕組みや関心にもつながるよいきっかけとなると思います」

謎多き淡水クラゲ「マミズクラゲ」

森の中の水族館 マミズクラゲ

淡水に生息する珍しい「マミズクラゲ」。体長2㎝でとても小さくてかわいい。
こちらの水族館では、羽生さんら飼育スタッフが研究を重ね、順調に世代交代を繰り返して、連続展示に成功!国内でもマミズクラゲの連続展示をしている水族館は珍しいとか。

飼育スタッフ「羽生純さん」

「パネルでは、ミズクラゲとの比較を解説しています。希少な姿をみにきてください」

水族館で食育「おいしい水族館」

森の中の水族館 おいしい水族館

2021年4月に開館20周年を迎え「おいしい水族館」の常設展示がスタート。
 
ニジマスとキングサーモンを掛け合わせたオリジナルの品種「富士の介」の実物大模型を体感できるほか、おいしい食べ方のレシピや山梨県の水産業に関する情報を知ることができる。

飼育スタッフ「羽生純さん」

「7、8年ほど前から全国各地の水族館で「食育」を取り入れる動きが広がっていて、こちらの水族館でも、子どもたちに魚の生態を観察させるだけでなく、私たちが生きていく上で切り離せない「食」=「命をいただく」ことを、普段食べている身近な魚の泳ぐ様子や大きさ、動きなどから、楽しみながら学ぶ場として活用してほしいです」。

子どもに大人気!「えさやり体験」 

森の中の水族館 https://www.porta-y.jp/wp-content/uploads/2023/03/morinonakano-suizokukan_7.jpg

体験イベントとして、土日、祝日を中心に「魚のえさやり体験」や「バックヤードツアー」など、子どもから大人まで楽しめるイベントを開催(要予約制)
※新型コロナウイルス対策のため休止中のイベントあり

イベント情報はこちら

それぞれの楽しみ方がある水族館だが、行く目的を「鑑賞」にしたり「体験」にしたり、テーマを持って行くことで、今までと違った楽しみ方や学び・発見がありそう!

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