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ミツバチ命の養蜂家 | 梅澤直美さん

プロフィール

神奈川県出身 南アルプス市在住。
趣味の山登りやクライミングが高じて、東京から南アルプス市に移住。
2015年地域おこし協力隊員として、農業に従事。
養蜂の世界に出会い、ミツバチの生態や働きを知るにつれて魅了され、2018年女性養蜂家として独立。
ミツバチも人も地域も共に
幸せに生きられる場所に…
ミツバチ命の養蜂家 | 梅澤直美さん
櫛形山のふもと、ポツンポツンと置かれた巣箱の近くをブーンブンと自由に飛び回るミツバチたち。なんとものどかな風景!
そんなミツバチたちを愛おしい我が子のように見守る女性、梅澤直美さん。
女性養蜂家であり、オリジナルブランド「730HONEY」(なみおハニー)の生産者です。

「そろそろオオスズメバチが出てくるから、囲わないとなあ…」。

そう心配そうにつぶやく梅澤さんの視線の先には、常にミツバチたちが。
「なぜ、養蜂家に?」
その答えのすべてに、梅澤さんのミツバチへの愛が溢れていました。

そうだ、山で暮らそう

ミツバチ命の養蜂家 | 梅澤直美さん
「現在の養蜂は定置が主流ですが、私は転置といって、巣箱を移動して養蜂しているんです。今はここと、河口湖で働いているミツバチがいます」と、にっこり。
「1年を通して、まわりにお花があるのが、ミツバチにとって幸せな環境だから」との考えから、巣箱を移動しているんだとか。
ミツバチが本当に大好きで、大切にしている気持ちがジンジン伝わってきます。
ミツバチ命の養蜂家 | 梅澤直美さん
そんな梅澤さんも、はじめから養蜂家になろう!という強い意志があったわけではなく、もともとは東京で会社勤めをしていました。
「趣味が山登りとクライミングだったので、毎週のように金曜日の夜から山梨や長野に通い詰めていたんです。だから月曜日は疲れちゃって仕事してるふり(笑)。金曜日は山のことで頭がいっぱいでソワソワ。だからちゃんと仕事してたのは火・水・木の3日間‼(笑)」。
ミツバチ命の養蜂家 | 梅澤直美さん
そんな生活にもいい加減、疲れ果てた梅澤さんは移住を決意。2015年東京を離れ、南アルプス市に地域おこし協力隊員として移住してきたのです。

「ほんと軽い気持ちだったんです(笑)。土日使ってめいっぱい山登って、また東京帰って…の繰り返しなら、住んじゃったほうがいいなって」。

この軽い気持ちこそが、梅澤さんの人生を180度変えることになったのです。

圧倒的不利で戦う

ミツバチ命の養蜂家 | 梅澤直美さん
南アルプス市の地域おこし協力隊支援事業は農政課の管轄で、新たな農業の担い手の確保と活性化を図ることを目的とした事業のため、そのミッションは農業に従事することだったといいます。
その中で梅澤さんは醸造用のブドウの栽培や養蜂を経験。どちらにも新鮮な驚きと発見がありましたが、梅澤さんの心をつかんだのは養蜂家という仕事でした。
ミツバチ命の養蜂家 | 梅澤直美さん
「とにかくミツバチがおもしろかった!1日中観察していると、ほんとミツバチってすごいなって。知らなかった生態にも驚きの連続でした。そんな中で、生産者減少の危機感も目の当たりにして、こんなに素晴らしい目の前に広がっている景色も、もっともっとたくさんの人に知ってほしいなあって思ったんです」。
ミツバチ命の養蜂家 | 梅澤直美さん
養蜂家として生きることを決意した梅澤さんの決戦の火ぶたが落とされました。
「今までの養蜂と同じことをするなら、私じゃなくてもいい。みんな道具も持っているし、畑だってある。だけど私は女性だし、ひとりだし、移住だし、すべてが圧倒的不利(笑)。そんな私があえてやる養蜂は、今までと違ったこと、ほかの人がやらないことをしなければ意味がないと思いました」。

梅澤さんの「新しい農業のかたち」への追求。
それは、ミツバチが幸せに生きられる環境を整えてあげること。花の咲く時期にミツバチが最大に働けるように育てることこそが、養蜂家の使命だと梅澤さんは考えています。

寄り添って生きる

ミツバチ命の養蜂家 | 梅澤直美さん
「いざ、やってみると問題は山積。本当に難しい」と梅澤さん。

まず、人の問題。やっぱりハチは刺すから怖いという理由でなかなか巣箱を置いてもらえない。2つめに鳥獣害の問題。クマの大好物であるハチミツは、クマをおびき寄せてしまう恐れが。3つめは薬害。
梅澤さんの理想は、巣箱やアカシア周辺に農薬を使用しないオーガニックのハチミツづくり。

「自然の中で虫を飼っているのは、養蜂家しかいない。だからある意味、ミツバチは一つの環境指標なんです。トンボやホタルとか人がカウントしていないだけで、他の虫はもっといなくなっているはず。農薬がすべて悪いわけではないけれど、虫と人の暮らしが共存できるバランスを図らなくてはいけないと思います」。
ミツバチ命の養蜂家 | 梅澤直美さん
雨期がある日本では、品質のいい農作物を安定的に供給するために、日々大変な思いをしている農家さんにとって、すべてオーガニックというのはなかなか厳しい話。果樹が多い地域だけに特に難しいといいます。

「ミツバチが生きていくために、農家さんや地域の人の協力はなくてはならないもの。ご近所と仲よくなることで消毒する日を教えてもらえたり、ミツバチに影響の少ない農薬に変えてもらえたり…。地味だけど、そんな積み重ねの上に成り立っています」。

ハチミツはミツバチのもの!

ミツバチ命の養蜂家 | 梅澤直美さん
とにかくミツバチの働きはスゴイ!その生態もスゴイ!
そのすごさをそのまま商品にしたい。
そのすごさをもっと多くの人に伝えたい。
そんな思いから生まれた梅澤さんのハチミツブランド「730HONEY」(なみおハニー)。
「なおみ」ではなく、ニックネームでもあった「なみお」とネーミングしました。
ミツバチ命の養蜂家 | 梅澤直美さん
「ミツバチが一生懸命働いて集めることのできるハチミツは、たったスプーン1杯。そんな貴重なハチミツだからあえて手を加えず、できるだけ自然のままで、シンプルなろ過のみで瓶詰めしました」。
梅澤さんのハチミツは、すべて非加熱・無添加。
非加熱だとハチミツの酵素の持つ抗菌力・抗酸化力で体にとっても優しいのです。
ミツバチ命の養蜂家 | 梅澤直美さん
「ハチミツは働きバチが花の蜜を吸って集め、蜜胃というお腹にためて酵素を分泌することで、花蜜の成分が変化します。これを巣に戻って口移しで“門番”ミツバチに渡し、今度は内勤組の働きバチが羽でバタバタと風を送って水分を飛ばし、糖度78%以上、水分20%以下のハチミツに仕上げるのです。私は加熱濃縮せずにミツバチの、この作業をじっと待っているので、つまり、ぜ~んぶミツバチの手作りなんです!!」。
ミツバチ命の養蜂家 | 梅澤直美さん
梅澤さんのつくるハチミツは、自然のままの、まろやかで清々しい味わいと大評判!
ミツバチの生きた酵素が入ったハチミツは、ミツバチしか作れない逸品。だから「基本的にハチミツはミツバチのものだと思うんです」という梅澤さん。

「ミツバチも過労死する時代。でも、そんなミツバチが作ったハチミツを食べて本当に幸せな気持ちになれる?」。
ミツバチ命の養蜂家 | 梅澤直美さん
花がなくなる時期に備えた彼らの保存食であるハチミツだから、必要以上はとらないと決め、彼らが食べる分はしっかり残しておくという梅澤さんの思いが詰まったハチミツは、まさに栄養素たっぷり、幸せの味です。
ミツバチ命の養蜂家 | 梅澤直美さん

ミツバチと人と地域と

梅澤さんの養蜂は、ミツバチたちに寄り添うことで、人や地域が幸せになれること。
ミツバチ命の養蜂家 | 梅澤直美さん
「これだけいい場所なので、地域と連携しておもしろいことをしていきたい」。
ミツバチ命の養蜂家 | 梅澤直美さん
美しい南アルプス市櫛形町には遊休地がまだまだたくさん。
そこにお花を植えてお花畑が広がって、ミツバチの蜜源にもなって、ハチミツやお花を加工品にして、観光資源にもなって…。
梅澤さんの熱い想いがこもったハイブリッドな“これから“。ミツバチとともに羽を広げ、空高く飛んでいくことでしょう。

ロケ地はここ!
FUJI TANADA BAR
ミツバチ命の養蜂家 | 梅澤直美さん
南アルプス市中野の棚田にあるFUJI TANADA BAR。
美しい棚田と富士山の眺望を楽しめる絶景ポイントで、今年最後のイベントを開催!養蜂&蜜しぼり体験のあとは、FUJI TANADA BARのランチを堪能できる。絞ったハチミツのお土産付き(100g)!
ミツバチ命の養蜂家 | 梅澤直美さん
ミツバチ命の養蜂家 | 梅澤直美さん
日時:9月29日(日)9:00~13:30
定員:20名
料金:2,500円(小学生以下1,000円)
予約:090-5320-9199(730HONEY)
    電話にて受付

★730HONEYはここで買える!
自然食品 有機村
https://www.porta-y.jp/shop/71426
カフェ・キュイエール
https://www.porta-y.jp/gourmet/5084
ベーカリー ルーブル
https://www.porta-y.jp/gourmet/34437
葡萄屋Kofu 甲州夢小路店
住所:甲府市丸の内1-1-25
TEL:055-254-8865
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