印象派の表現を受け継いだ豊かな色彩と、光を特徴とする表現にご注目
シダネルとマルタン展 最後の印象派
シダネルトマルタンテンサイゴノインショウハ
- 甲府市
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- 美術・文化・個展
フランスで19世紀末から20世紀前半にかけて活動したアンリ・ル・シダネル(1862-1939)とアンリ・マルタン(1860-1943)。
2人の画家は豊かな色彩や点描といった印象派や新印象派の表現を継承しつつ、19世紀末に広がった象徴主義的な世界観や、家族や自邸の情景といった身近なものを情感を込めて描くアンティミスト(親密派)の顔もあわせもっています。2人はフランス芸術家協会サロンへの出品などを通じて親交を深め、1900年には2人を中心として新協会(ソシエテ・ヌーヴェル)が設立されました。
生涯にわたる親交を結び、絵画表現における共通点も多い2人ですが、シダネルは月夜や夕暮れ、食卓や庭といった静謐な風景を抑制された色調で詩情豊かに描いたのに対し、マルタンは明るい陽光に照らされた風景や人物を暗示的な表現で描き、フランス国内の公共建築の壁画を多く手がけました。
本展は2人の画家をあわせて紹介する国内初の展覧会となります。穏やかでどこか神秘的な光と色彩に彩られた画家たちの作品世界をぜひお楽しみください。
【関連イベント】
■ワークショップ「冬の光のもとで絵を描こう」 (要事前申込)
11月23日(火・祝)10:00~12:00、14:00~16:00
■みどころ解説講座
11月13日(土)11:00~12:00
■大村雪乃「丸シールアート」ワークショップ (要事前申込)
11月7日(日)14:00~
■開館記念日プレゼント
11月3日(水・祝)の開館記念日にご来館の方に、当館コレクションにちなんだ記念品を差し上げます。
※各イベントの申し込み・詳細はHPにて
https://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/exhibition/2021/173.html
【展示予定作品】
アンリ・ル・シダネル《エタプル、砂地の上》1888年フランス、個人蔵©Bonhams
アンリ・マルタン《腰掛ける少女》1904年以前 ランス美術館蔵Inv.907.19.165 ©C. Devleeschauwer
アンリ・マルタン《ガブリエルと無花果の木〔エルベクール医師邸の食堂の装飾画のための習作〕》1911年フランス、個人蔵©Archives photographiques Maket Expert
基本情報
開催場所 |
〒400-0065 山梨県甲府市貢川1-4-27 山梨県立美術館 |
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TEL |
※お問い合わせの際は PORTA を見たとお伝えください |
開催日 | 2021年11月03日(水・祝)〜2022年01月10日(月・祝) ※毎週月曜日と12/27-1/1、1/4は休館(1/3、1/10は開館) |
開催時間 | 9:00〜17:00 (最終入館時間 16:30) |
駐車場 | あり |
URL | https://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/exhibition/2021/173.html |
参加費 | 一般:1,000円(840円)、大学生:500円(420円) ※( )内は20名以上の団体料金、県内宿泊者割引料金 ※高校生以下の児童・生徒は無料(高校生は生徒手帳持参) ※県内65歳以上の方は無料(健康保険証等持参) ※障害者手帳をご持参の方、およびその介護をされる方は無料 |
対象 | 大人 デート 誰でも |
SNS |
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クチコミ(3)
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りー 2021年11月30日
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りー 2021年11月16日
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「最後の印象派」と呼ばれるシダネルとマルタン。象徴主義からアンティミストへ。時代やそれぞれの成長によって揺るがぬ自分らしさを確立していく。
人を描かずにその気配を感じさせるシダネル。人を全面的に描いているのに、どこか上の空なマルタン。
作品は一部撮影可能でした。りー 2021年11月15日
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ミュージアムショップで、ついついポストカードを買ってしまいました。お手頃価格で、買い過ぎちゃいました。